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世界一周3日目(2) Killarney Lakeの森散策・自然ジャッジの反省@ボウエンアイランドDay2

7月24日。ボウエンアイランドDay2続きです。

全体像を再掲した方がいい気がしてきました。

 

世界一周旅程全体

全45泊48日間・7カ国・14地域の旅
✈️ カナダ(バンクーバー・ボウエン島) 4日間←イマココ
✈️ イギリス(ロンドン) 3日間✈️ ノルウェーオスロ) 5日間
✈️ ドイツ(フランクフルト・ハイデルベルク)9日間
✈️ フィンランドヘルシンキエスポー) 5日間
✈️ ドイツ(ミュンヘン・ハルベルクモース) 5日間
✈️ スイス(チューリッヒラウターブルンネン) 6日間
✈️ マダガスカルアンタナナリボ・モロンダバ) 7日間
✈️ 日本 帰国

 

本日の旅程@ボウエンアイランドDay2

  • 手作りサンドイッチで朝ごはん
  • 昼寝で回復
  • Killarney Lakeの散策(3h)
  • 冷凍食品で夜ごはん
  • 動画編集

 

Killarney Lakeの散策(3h)

気温

さて。ガッツリ昼寝で回復したので出発です。

家の中が涼しいので防寒具を仕込んでいったら

日差しがあるとそこそこあったかい。

でも17度。

 

日本の36度の湿度80%みたいなのと別世界です。

よくよく見たら北海道より緯度高いしね。

 

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CRIPPIN REASIONAL PARKエリア

宿泊してるエアビーから歩いて数分でCRIPPIN REASIONAL PARKの駐車場らへんに到着。
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ここの森を突っ切るとキラーニーレイクに辿り着く。
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トレイルの案内

自転車も歩行者も犬も馬も歩ける道だそう。

(馬!)

火を使ったりキャンプは禁止されているようです。
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トレイルの長さと時間と案内のインフォメーション。

今回は一番したのKillarney Lake Loopという湖をぐるっと一周回ってくるルート。

フェリー乗り場から行って帰ってだと4時間コースだそうです。
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トイレはたまにしかないので気をつけましょう。
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1909年のピクニックしてる人たちの写真

すごいな。ネクタイして正装でピクニックするものだったのね!
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森歩き開始

さっそく散策開始。

このCrippen Reagional Parkは犬の散歩してる人が多かったです。

ご近所さんなので皆さん超軽装。

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わたしも将来は森に暮らすんだ。

 

ナースツリーってなんだ?

通りがかりのおじさんが

「これ、ナースツリーだよ!」「これもそうだよ!」「美しいよね!」

って教えてくれたんだけど、

ナースツリーがなんだかわからなった。

調べてみると他の植物の生育に尽力する樹木のことらしい。

 

養育木とは、より大きく、より早く成長する木で、より小さく、より遅く成長する木や植物を保護します。養育木は、日陰、風よけ、そしてより小さな植物を食べる動物や急激な気温の変化からの保護を提供します。[1]養育木から落ちた葉は、その下の地面を肥やし、その下の苗木や植物に栄養豊富な土壌を作ります。[2]一部の養育木は、土壌の窒素固定剤として機能します。[1]養育木との関係は、自然に、また人間の介入によって生じます。

Nurse tree - Wikipedia

 

倒木更新と一緒の原理なのか!

勉強になった。

(そういえば屋久島のガイドさんが教えてくれたかもしれない記憶がかすかに蘇る)

 

元々この空間には倒れた木があって、その木を栄養にして今ここにある木が育っているんです。そして倒れた木は朽ちて空間ができた。これを「倒木更新」と言います。木が育つと、根元が不安定なので倒れやすいんです。不幸にも倒れてしまった木は新しい木が育つための栄養になる。無駄にはなっていないんです。命をつなぐ助けになっているんです。英語で言うと“ナースツリー”などと言います。自分の命を犠牲にして他の命を支えるという意味です。

“コンパスがグルグル”は都市伝説 富士山の青木ヶ原樹海 奥深い原生林を歩くと見えてくるもの | TBS NEWS DIG (5ページ)

 

ボウエン島の森

ずんずん歩いていきます。

メインはDJI Pocket 2 で動画を撮りながら。

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大好物の苔むした樹皮も

この気候ではカラっカラに乾いてました。
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下草はあまりモサモサしてなくて管理されていそう。

シダ系が多かった。
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ランチ休憩

かなり歩いてもなかなか湖に到達できないな〜と思ったら

どうやらマイナーなコースに入り込んでた模様。

道が書いてなくて当てにならないGoogle Mapと紙の地図で作戦を練りながら

とりあえずお昼ごはんタイム。
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通りがかりのアジア人親子に聞いたら反時計回りでぐるっと一周できる道に繋がってるとのこと。

日没時間を確認したらなんと21時!だったので

安心して回ってくることに。

 

キラーニーレイクが見えてきた

やっと湖の姿が拝めました。
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でもなんだかよく分かんない…
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一応ビューポイントなんですが、あんまり写欲を掻き立てられない…f:id:moyoko3:20240725120757j:image

もう少し回って10〜11時の方向くらいになると

こんな見え方
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まあ悪くない。

てかお天気が曇っててあんまり素敵に見えないのかも。

 

ベストビューポイント

そして最後のビューポイント(南西の一番ポピュラーなところ)

 

これがベストだった!

お天気も回復してくれて鏡張りで反射して最高の景色!

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一周回ろうかどうしようかと迷っているインド人?カップルに感想を聞かれたので

「間違いなくここが一番いい。北の方にいくつかビューポイントがあったけど、ここがベストだよ!」と力説してきました。

 

自然風景の撮影

ここで定点撮影を行うことに。
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今回初めてYouTuber目線で景色を眺めてたんですが、

長尺の定点撮影に耐えうる景色にはいくつか条件があって

このあたりが重要な要素なんじゃないかと思ったんです。

  • 手前のオブジェクト(近景)
  • 奥行きの抜け感(遠景)
  • 時間の流れを感じるゆっくり変化するもの(空、雲、植物の揺れ、水流など)
  • 水(川、湖、雨など)

て意味で行くとここはベストだなと。

ハスの花、水面に反射する木々と空、綺麗な青空
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しかしですね、なかなかうまくいかないものです。

撮影初めて5分くらいで韓国人グループが到着。

すぐ後ろでおしゃべりが始まりました。

すぐいなくなるかなと思ったけど案外長めのご滞在。

 

「会話してて大丈夫?動画に音声入っちゃわない?」って心配してくれてありがとう。

うん、入っちゃう。

でもまあみんなの場所なんだから「わたしの撮影のために黙ってて!」とも言えないし。

どっちにしても飛行機の音とか私が水筒開ける音とか雑音が入っちゃったからもういいかな、と。

 

自然動画撮るプロの方たちはどうしてるんだろう?

ほんとすごいなあとリスペクトが増しました。

 

楽しみ方

ビューポイントには座りやすいベンチや丸太が設置されてます。
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おもちゃ?釣竿を垂らして遊んでいる女の子がいました。
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ボールを水に向かって投げて犬が泳いでくわえて取ってくるという高度な遊びをしていた人たち

(ちょっとボールが遠くに行っちゃった時に躊躇してる犬さんが可愛かった)

(湖は遊泳は禁止はしないけど全くオススメしません的な注意書きがありました)
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撤収

せっかくいいポイントに到達したので長回しする気満々だったのですが

なんとここで

電池切れ

ほんとプロってすごい

あらゆるケースに対応できるようにしておくんだろうと思います。

かたやど素人の私は充電器を置いてきました。

しかも持ってきてても撮影しながら充電できるタイプではないので

どっちにしても終了。

ざんねん!

 

 

でもまあ満喫したのでそろそろ帰ることに。


DJI Pocket 2 が戦力外なのでiPhoneで撮影。

 

森歩きをしての疑問

今回気になったのは枝打ちの仕方。

 

片側だけしてある木とか(人が通る通路だけ処理すればいい発想?)

一応切ってあるんだけどその後のびて中途半端な短い枝がいっぱい残ってる木とか

さらにその中途半端な枝の上にだけぎっしり苔むしてるとか。

日本だとあまり見ないタイプの樹形だったので

何か理由があるのか?(製材にしないぶんは極力残すカルチャーなど??)

カナダの林業にお詳しい方に聞いてみたいなと思いました。


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可憐な星屑のようなお花

背景がキラキラしてるみたい・・・
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大きな木がいっぱい
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これもよく見たけどなんて名前だろう?

モダンなインテリアのお家に相性が良さそうな植物。
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休憩したり撮影したりしながら一回り3時間回ってきました。

いっぱい歩いて1万歩以上記録しました。

 

 

今日の反省:自然に向き合う姿勢

昨日、今日、自然の中に入ってずっと意識してたのは

実は撮れ高

 

カメラを構えていると色々気にしないといけない。

あらゆる思考が巡ります。

 

電池足りてる?

容量足りてる?

画角は大丈夫?

設定変えたっけ?

構図的にどうかな?

余計な音入ってない?

フォーカス当たってる?

下から撮るのはどうかな?

接写にするとどうだろうか?

この動画みて面白いと思う人いるのかな?

他にもっと映える良い撮影スポットないかな?

チャンネル登録者数多い人はどう撮ってたっけ?

 

 

これは目の前の風景に常時「あり/なしのジャッジ」を下している、

いまここに集中せず、未来の結果、人からの評価を軸に考えて行動している、

自然に対して人間側の都合のいいところだけ受け取ってあとは捨てている、

そんな状態。

 

ふだん自然に対峙する時の姿勢の真逆になってしまってると感じました。

 

ガイドとしてお連れする時はこういうご案内をさせていただきます。

「これが何の役に立つか、意味があるか、とか頭でいろいろ考えないで
無の状態でありのままを受け取って
自然の周波数に自分を合わせて」

 

一人で森に入る時も自分自身で意識してます。

 

でも今自分がやっていることは

YouTubeチャンネルとして成功するにはこれでいいのか?」

みたいな判断軸に偏りまくっています。

 

「せっかく世界の森を歩くのだから記録に残しておこう」

という当初の純粋な目的が濁っている気がします。

 

「一生に一回しか行かないかもしれない場所だから」

「これを逃したらもう次にいつ海外行けるかわからないから」

みたいな強迫観念も影響している気がします。

 

よくないですね。

 

撮影はしていくけれど

今ここの自分の楽しみも犠牲にしないで大切にする。

というのを今後の方針にしようと思います!

そのためには時間に追われてあくせく旅程を消化するのではなく

時間に余裕を持って余白を意識的に入れるようにしないと、でした!

(大事な良い気づき)

 

明日の予定

明日はバンクーバー在住の友人が合流してくれるので

Mt. Gardnerという山に行ってきます!